王道 170509
出合いを選択するという解 170508
旅の恥 170508
旅の恥 170508
小さな旅と大きな旅
今を選択する出合の冒険
日々の家事をこなす旅路
循環する全体を見据えた行動の後処理をする
不要となったゴミや老廃物や大小便を
その場の小宇宙で螺旋を描きながら
循環する軌道に乗せる
廃品のすべて未処理のまま川に流すのも
無責任に海に捨てて拡散するのも
分業で集中管理に依存してしまう問題も同じ
大事なことは地産地消を通して全体を模索し
視野を広げ意識を具体的に目覚めさせて行く
大小が入れ子になって無限に広がる中で
大きな組織が小さな組織を
緩やかにバックアップすることで
抽象性の高い全体観を盛り込んだ意識を育て
具体的な現場を創造していく
こうした小に内包する大の連鎖の中で
より小さいモノを育み
より大きなモノを支える関係が大自然の法則
旅の恥をかき捨てて関係を絶たずに
お互いの納得を付けながら旅立つ勇気で
入れ子を限りなく循環させている宇宙と
共鳴する喜びを得ることが
小にとっても大にとっても必要なのだ
依存か補完か? 170507
ロシア革命史入門 広瀬隆 インターナショナル新書
この革命についてはかなりの間違いを
吹き込まれて来たことをこの本で知ることができた
独裁の頭の挿げ替えであったことは理解していたが
レーニンが革命前と後で豹変してしまった過程を見逃していた
レーニンは革命後の厳しい情勢の中で
訴えて支持されてきた農民や庶民の貧困からの脱却と戦争の即停戦を
権力の獲得と同時にその権力を守るために本末転倒に走り出す
手のひらをひるがえしたように農民のデモや
労働者のストライキへの弾圧と逆らう者の粛清へと変貌してしまう
それを引き継いだスターリンは裏で欧米と繋がりながら
仲間の粛清を徹底し私利私欲に精出すのである
もはや共産主義でも市民の参加による自主的な管理による政治でもなく
単なる秘密と嘘と暴力による独裁体制でしか無い
またユダヤ資本の関与を許すことで歪は大きくなり
バグー油田に関する利権争いについても理解していなかったことで
ソビエトの問題を歪めて認識してきたようだ
兎も角民衆が未熟で精神的に目覚めておらず機が熟していなかった
意識が高まることで利権という余剰物に対する
所有システムの問題点に気付く事から始まる共有システムと
個々の対等性と自由自在性をお互いに認め合う意識に到達する事から
始まらなければ自主的な管理による共産も共有も
過不足のない分配も不可能なのである