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◎自分意識 170309

◎自分意識 170309
 
他を意識するから対立が起こり
利己的な自分意識が生まれる
出合いで選択した相手は他でもあり
自分を確認するためのカガミともなる
 
出合いを押し付けられたと感じている時には
相手が他の存在であり
出合いに参加できていると感じている時には
相手も自分の一部分である
 
相手を所有するという思いは
おのずと自分を所有する囲い込みにもつながる
相手をモノとして縄張りに閉じ込めれば
自分もその外側の時間と空間の奴隷となるわけだ
作用と反作用の物理的な関係である

◎ベーシックインカムの次に来るモノ 170309

ベーシックインカムの次に来るモノ 170309
 
全てを対等とする自由自在な民主主義を求めながらも
金融という依存と物欲だけの競争世界から
抜け出せずにいた人類が
やっと見つけ出したベーシックインカム制度は
物欲の迷路から意識を伴う環境へと飛躍する
本音の民主主義への入口となるはずだ
 
この実践によって人々が迷い込んできた依存心から
多様な自主性による解放された光に目覚め
一人ひとりが求める様々な目的に気付き
喜びに満ちた冒険と発見を体験するだろう
 
この平等という枠組みのプロセスを経ることで
更なる自在な対等性を目指して行く筈だ
それは各自が持つ二つと無いそれぞれの目的のために
お互いの知恵を持ち寄り補い合う方法である
個々がその時点で必要とする手段や道具を
全員で支え合える環境づくりである
時間と空間における必要に応じた棲み分けと共生
調和を目指す生き方である
 
そのためには数学脳的な六感を研ぎ澄まして
以心伝心するテレパシーを手に入れなければならないという
大転換が待ち構えているだろう
 

すべてを可能にする数学脳のつくり方 苫米地英人 ビジネス社

すべてを可能にする数学脳のつくり方 苫米地英人 ビジネス社

 

この本で著者が目指すものは
地球市民の開眼だろうか
間接的な意識革命へのイザナイのようでもある

 

それはそれとして

数学脳的ものの見方はオモシロイに尽きる
数学言語は嘘をつかない
解釈の違いなど入る隙がない
そのくせ柔軟な発想を可能にする

兎も角良くできている内容である
この本を読むことは素の自分を発見するという意味で
一石二鳥の体験になるだろう

 

曰く:

国民は「議員にふさわしい人間」を選びたので

「私がふさわしいと主張するのが得意な人間」を

選びたいわけではない

プレゼンの技術やコンサルタントの技術が実物よりも

全面に出る弱肉強食の世界は

日本の信頼関係で成り立ってきた

平和共存のビジネスを歪めてしまった

反面
従来の感覚は失敗を隠し合って長引かせ悪化させてしまう

先輩をかばい利得権を守り目的を見失い反故にしてしまう

あるいはその曖昧さで専守防衛の意味を都合に合わせて曲解し

防衛の域をはみ出すことで利権を生み出す

 

整理された思考は過去の結果や法則に根ざし

新たな発想を打ち消す

大事なのは膨大な経験を含む知識だという

知識のカオスの中から総合的な形(ゲシュタルト)が生まれる

新しいものは混沌の中から閃いて生まれる

それが咀嚼された意識に育つ

 

数学脳はこうした柔らかい思考を育てる有効な手段である

 

見てる知ってる考えてる 中島芭旺 サンマーク出版

見てる知ってる考えてる 中島芭旺 サンマーク出版

 

哲学的な自己啓発本と言われる

10才の子がブログで書いた詩

確かに言葉も文書的だったりして

その中途半端さが面白く

これから思春期を向かえて

競争社会の価値観の中で自分をどう育てて行けるか

そこにこの子の勇気を注いで行けるか

未来は未定である

 

自分で出版社に電話を掛けて交渉したと言うが

適切な選択には何らかの大人の関与があったのだろう

それにしてもナカナカの内容だ

中でも一つ良いな~と思えるのが

56ページのナンバー45だろうか

知らないことが幸福であるという思いに至る過程を綴ったものだ

むしろ表紙など大人の演出が邪魔しているように思えた

 

アイヌと縄文 瀬川拓郎 ちくま

アイヌと縄文 瀬川拓郎 ちくま


同じ縄文人を祖先に持つからと言って

2千年以上も異なる歴史を歩んできた私たちは

互いに補い合う精神的な文化を選んだアイヌ

権利を主張し合い知識による文明を目指す弥生文化を選んだ本土人
同一視することはできない

 

しかし現代の日本人として縄文的精神文化を振り返り

彼らが大事にしてきたお互いの関係に自主的な参加をする全体感という

総合的な生き方を取り戻すことが可能なのだとつくづく思わされた

 

それにしてもアイヌと一口に呼べないほどこの二千年は多様であり

意思を貫きながらも生き延びるために

互いを補い合う譲渡の文化と駆け引きによる交易の二刀流を使い分けた

したたかさに頭が下がる

所有意識がもたらした侵略という競争に依存する行為が

物的な文明の促進のみを目的にする視野の狭さを

育ててきたことの愚かさに気付かされる

 

そろそろ欲ばかりでなく自主的な選択で
前向きなしたたかさを手にして私達も

墓穴の中から這い出すことが大事なのだと

この本で学ばなければならない峠を向かえているのだと思う

 

《例えば確定申告》《例えば消費税》《例えばベーシックインカム》

《例えば確定申告》
お上のやることは
分捕り合戦の格差を是正するために
再分配をするだけの単純明快な作業のはずなのに
やたら書類ばかり増やし複雑にすることで
歪んだ内容を見えにくくしているとしか思えないよね〜

 

《例えば消費税》
福祉のためと詭弁を吐くが
格差是正どころか生活苦を煽る画一税制度で
再分配とはこれイカに❢❢

 

利益を余分に得たたところから税金として返してもらい
過不足なく必要なところに配り直すだけの筈


《例えばベーシックインカム

手間代と公平性を考えると
命のある全ての市民に対して
元々生まれる条件として付帯していたはずの生活権として
一律に再分配するベーシックインカム制度が現時点で最もふさわしい
嘘も秘密も有りえない公明正大なシステムだと思う

 

日本人になった祖先たち 篠田謙一 NHK

日本人になった祖先たち 篠田謙一 NHK

 

ミトコンドリアDNAの分析技術の進歩により大きな事実が見えてきた

骨の遺伝子から家系部とは別の母性系列のよる祖先を遡る

その結果一人のアフリカ女性に人類全ての発生を見ることができる


考古学や人類学とは別の観点から紐解く日本列島人

旧石器人・縄文人弥生人・・・現代人の有り様を地球規模の流れの中で

読み解いていく新たな証拠と展望

見てきたような小説もどきであったかつての

バラバラの証拠をつなぎ合わせながらの推測も面白いけれども

証拠の隙間を埋めるDNAに刻まれている暗号を解くスリルは格別のものだ


更にスゴイのは第十章の「DNAが語る私達の歴史」である

未来を見通すDNA的世界観へと導く著者の思想と人間性

末法と呼ばれるこの混沌と行き詰った暴力社会の夜明けが見えてくるようだ

 

205ページ以降を読み解く

国家と民は別の存在と考えるべきである

国ができる前にそこに住んでいる様々な民がいるわけなので

侵略にならないようにこの基本を認識している必要がある

直接の子孫と周辺に暮らす親戚がいることも考えて行動する必要がある

近い関係ほど複雑な利害関係が生まれるのでだけれども

本質的にいがみ合う必然性などないことを理解している事が大事

血統とDNAをどうとらえるか

血統とか家系は利己的な対立を生み出し

競争とか権利とか所有という概念によって争うことにつながる

これを遺伝子情報から紐解くと一人ひとりが2万個以上の遺伝子からなり

それだけの数の系統をお互いのもっていることになる

男をイメージしてしまうY遺伝子もその2万分1にすぎないことを

認識するべきなのだろう

核のDNAは受精の度に組み換えされて伝わるので系統を遡ることは不可能

ミトコンドリアDNAやY染色体のDNAも集団的な解析を可能にするだけで

個々の過去を探し出せるわけではないことを理解しておく必要がある

個々の遺伝子が何万年もの長い歴史を持っていても

その組み合わせは一人ひとりのものであると同時に

様々に立体的なネットを構成しているというわけだ

人類皆親類であり大家族の中の個性ある一人ひとりだということだ

 

原則として交流は緩やかに流れることが大事で

旅する者が侵略にならない形を選ぶ必要がある

数の論理で相手を破壊するのではなく

切磋琢磨による発見と変化をたのしむべきなのだ

過去をベースとする経済などの物的な社会価値観にのみに
とらわれたグローバリズムでなく

意識という全体観をベースとするグローバリズムを視野に入れた

両輪によるバランスの取れた未来を創造していくことが

調和を目指す幸福感でお互いの心を満たす唯一の方法なのだろう